2010年12月23日木曜日

アウトライン完成

ちょっと早いですがメリークリスマス!
筒井です。
クリスマスを直前にして最高のクリスマスプレゼントが届きました。
悩んでいたアウトラインがついに完成したのです。

今日の午後、先生に自分たちで考えたアウトラインを持って行きました。しかし、まだ浅いと言われやり直しを命じられました。
その際に先生からいくつかのアウトライン作成のアドバイスを頂けました。
アウトラインは論文の骨組みのようなものなので、その出来で論文の面白さが決まるらしいです。むむ・・これは頑張らねば。と再度練り直し、3時間後に再び先生の元へ持って行きました!
その結果、
「これでいこう!」とGOサインを頂きました。

ただ、1回目でOKをもらえなかったのは大きな反省です。もっと事前にアウトラインの参考となる論文を読みこんでおくべきでした。
その後、アウトラインをもとに文章化するパートを3人で割り振り、それぞれが担当分を執筆し、年始にドッキングすることにしました。
ここ3カ月走り続けてきたのでちょっと早い年末年始休暇に突入です。

そして、クリスマスくらい論文から離れたいですよね・・・?()

それではみなさん、良いお年を!

筒井雅博

2010年12月20日月曜日

卒論合宿

壺谷です。
同期と卒論を徹底的にやりこむという合宿を行い、3日間大学にこもってアウトラインを組み立てました。
前半部分の先行研究からの疑問、課題、そして課題を検証するための分析までは上手く組み立てられました。しかし、データを使った分析から、次は定性的に、なぜこのような結果が導き出されたのかという結論を導き、そこから得られる示唆、つまり考察の項が上手く組み立てられずに悪戦苦闘中です。
どのように考察を組み立てたら読み手に納得してもらえるだろうかということに重点を置いてアウトラインを構築したいと思っています。

実際に、表現や比較項目などをブレストし、良さそうなものを採用し、深ぼっていったのですが、収集がつかなくなり、3人で困窮しました。
こういうときに助かったのが、“第三者の視点”だと思います。ゼミの同期や後輩、さらには駆け付けてくれた社会人の先輩にも意見をもらい、まとめていっています。
周囲に仲間がいたからこそ、3人ではできないことができる。
いい仲間に恵まれたなと感じています。

壺谷篤

2010年12月10日金曜日

再びやってきたデータとの戦い

街がクリスマス色に染まっていくこの時期は変なわくわく感を覚えますね。
こんにちは。宇都野です。
前回の発表から1週間と少し、とにかく可能な限りデータを打ち込み、再整理していました。
その結果5つほどの指標を追加しました。特にデータを作成する、利用するやり方については交流の深い定量系のゼミからの多くのアドバイスなどを頂けました。
慶応義塾大学のゼミにアドバイスを頂きにも行きました!
そして、11月にデータ打ち込みをやっていたので、覚えたショートカットキーやデータ整理の方法を駆使して?、以前より抵抗感なく進めることができました。
少しずつデータ打ち込みの面倒さを克服できていると思います。

これら新しい指標を追加して分析を行いました。
新たに作成した変数は、
「チケット価格」や「人口密度」、「過去5年間の平均勝率」などがあります。
そのうえで、
「○○と××が観客の足に~というふうに影響を及ぼす」
いや違う、「△△が観客に~というような影響を及ぼすんだ」
こんな感じの喧々諤々の議論で様々な変数の関係を考え、コントロール変数の組み合わせを考え続けた10日間でした。

良い結果が出るよう、どの指標を加え、外すかを考えてついに求めていた相関図が完成しました。
戦力の均衡度を表す「対戦チーム間の過去5年間の平均勝率の差」が、
パフォーマンスを表す「スタジアムの満員率」に影響を与えているという関係には、
「チケット価格」、「スター選手の出場率」、そして「人口密度」が影響を与えていることからその3つの変数の影響を控除した上で分析を行うことで、傾きを求めることができました。

関係図を図示したものが以下です。



そしてこの関係を求めることに、苦しんでいた結果が出た勢いからでしょうか、
「結果が出ました!」と、先生のいる研究室に飛び込んでいきました()
そして、この相関図を利用することが決まりました。
次はアウトライン作りです。泣いても笑ってもあと1カ月、走り続けます!

宇都野啓介

2010年11月30日火曜日

第2回中間発表

筒井です!
無事、発表を終えました。
前回の発表と同様に、私たちが1ヶ月間行ってきたことを発表しました。意図してなかった結果が出たことに対しては、より多くの外部要因を考慮する(コントロール変数)という手段で対処すべきだというフィードバックを頂くことができました。

今後、それを元に進めていくことにしたいと思います。コントロール変数となりうる候補を出したうえで、新たなデータ作成のための再び打ち込み生活が始まります()
でも、もうやるしかない、あと1カ月突っ走ろうと思います。
年明けが卒論の期限であるために現実的に考えて、卒論を深ぼるのは年内までで、年末からはアウトライン作成、そして文章化をする作業が待っているからです。

頑張ります。

筒井雅博

2010年11月26日金曜日

相関図作成

壺谷です。
正直、困っています・・・。
前回、打ち込んだデータを元に相関図を作成しました。
しかし、意図していた結果が出なかったんです・・・。
Premier Leagueに関しては対戦チーム間の戦力差が大きい(つまり拮抗した試合ではないってこと)ほど、集客率は高くなるという綺麗な曲線が見られたのですが、
問題はまさかのNFLでした。
前者とは逆の、戦力差が小さいほど、集客率は高いという曲線は出たのですが、傾きが全くない。

つまり、戦力差が大きくても小さくてもNFLはお客さんが来てるよーって結果が出ちゃったんです。

なんとか、出た結果からロジックを組み立てようと思ったが、上手くいかず困窮しています。
それでも時は待ってはくれません()
11/30 が第2回の中間発表と迫っているため、この「意図しない結果が出たこと」をありのまま伝えるパワポを作成することにしたいと思います。
皆のフィードバックを期待して・・・。

壺谷篤

2010年11月22日月曜日

データ打ち込み終了!

またまた宇都野です。
しばらくブログの更新があいてしまってすみません。
先月の中間発表から1か月、彼女とのデートもできずに、ひたすらパソコンに向かってデータを打ち込んでいました。

Premier Leagueに関するデータとして、大手コンサルティングファームのデロイトがそれにかんするデータブックを出していました。数万円するデータを3人でなけなしのお金を出して購入し、データを打ち込んでいきました。
データ打ち込みの際は、効率よくこなしてやろうとあれこれ工夫するが、結局はコツコツ取り組む忍耐が必要であると言うことを1番学びました()
とにかく、単純作業をどれだけ集中して取り組めるか、自分との戦いです!
でも、エクセルのショートカットキーの使い方だけは誰にも負けない自信がつきました()
それでも、やっとデータを打ち終えたと思ったら、放送会社のソースが間違っていて訂正することになったりもしました。やってみて、打ち込みの際にはそのソースや定義をしっかり見極めてデータを引用すべきだと感じました。

そして、長かったデータ打ち込みを終え、各種データを整理することができました。
色々ありますよ。選手の代表選出場率やスタジアムの平均観客動員数、全試合のスタメンに占めるスター選手割合、各チームの財務状況などなど。
11つのデータが愛おしく思えます。



次はこれらのデータから相関図作成の作業に入りたいと思います。

これまでのロジックだと、拮抗した試合(対戦チームの戦力が同じ)ほど、高い集客ができるっていう相関が出ると思うんですが、スター選手で集客をするPremier Leagueは逆の相関が出るのではと期待しています。

宇都野啓介

2010年11月10日水曜日

恋人はエクセル?

宇都野です。
指が痙攣を起こしかけています・・・。
打ち込みなんて3人でやればすぐに終わるだろうと考えていました。

でも、そんなに甘いものではありませんでした。
データの多さはともかく、これからこのデータを使って分析を行っていくために、間違った数値は打ち込めないというプレッシャーから手抜きはできない。

今日もかれこれ8時間はエクセルに向かい合っています。
かなりうんざりしてきました・・・。
目はチカチカして痛いし、指はしびれてくるし・・・
卒論じゃなかったら絶対にやりたくない仕事です。

先はまだまだ見えませんがとりあえずやりたいと思います。
さーて、またパソコンに戻るかな。

宇都野啓介

2010年10月27日水曜日

ドキドキの第1回中間発表

筒井です。
ドキドキの中間発表を本日終えました!()
内容は、これまでの取り組みとして、先行研究のサーベイを行ってきたことを伝えました。そのうえで、先行研究であまり議論されてこなかった視点から私たちはアプローチしていくことを伝えた所、指導教授の井上先生からどのような視点(スター選手の存在)でこれらから進めていけばよいのかのアドバイスを頂くことができました!

次のステップとして、スター選手を定義し、どのくらい所属しているのかを特定するためのデータ打ち込み作業を開始しようと思います。
スター選手を定義するためには、Premier Leagueに所属する全選手の母国での代表出場数、1シーズンの全380試合のスタメンの把握など膨大なデータが必要となりました。(と言うか、そんなデータがどこにあるのか!?)

この作業が報われるかもわからないので、正直気が遠くなっています()
でもやるしかない!と3人で決起をし、渋々と打ち込みを開始したいと思います。

筒井雅博

2010年10月20日水曜日

切り口の発見

壺谷です!
各自が作成したレジュメをもとに、スポーツマネジメント界でどのような議論がなされてきたかを整理、共有を行いました。
どうやら、議論のベースとなる主張は大体同じようで、さらに、引用されている学者名もかなり重複していることに気付く。そこで、各学者の主張をまとめた“statement集”を作りました。
スポーツの研究においては50年前の1956年にRottenbergって学者が「拮抗した試合が観客を惹きつけ、スポーツで収益を上げるためには大切」的なことを主張して以来、
じゃあ、どうやって拮抗した試合を作るのかってことに議論がされてきたみたいなんです。

なにより50年間もこの主張が変わらずに基礎となっていることに驚きですよね。

そんなベースとなる議論を踏まえ、私たちは新しい視点を投げかけました。
NFLみたいな拮抗した試合だけが観客を惹きつけるのではなくて、スター選手の有無も観客の関心に影響を与えるのではないかということです。
だって、我が早稲田のハンカチ王子こと佑ちゃんや、バルセロナのスターであるメッシが出ている試合は誰もが見たいって思いますもん!
実際に、この「スター選手」という案を出すために何度もブレインストーミングを繰り返し、3人出自由に意見を出し合いました。

そして、スター選手がたくさんいる、そして世界のサッカーリーグの中で最も成功していると言われる英国のPremier Leagueを扱うことにしました。
調べたら、Premier Leagueってスポーツリーグの人気を表す放映権料収入ではNFLに次ぐ世界2位にあるんですよね。NFLと異なるもう1つの成功例として扱えたらいいなぁ・・・。

そして、10/25に控えているゼミ内での中間発表に向けて、今まで自分たちが取り組んできたこと、分かったこと、今後の方針を伝えるパワーポイントをこれからつくろうと思います。
中間発表怖いなぁ・・・ボコボコにされなきゃいいけど・・・()

壺谷篤

2010年10月10日日曜日

海外論文との戦い

宇都野です。
前回、筒井も言っていましたが、スポーツマネジメントの本場は海外であるため、文献は99分英語。
さらに、論文であるため普段目にしない難しい単語も頻出。和訳しても意味の分からない専門用語ばかりです。
辞書とインターネットを駆使しながら文献をレビュー、そしてそれらをレジュメにしていく作業にこの1週間は取られました。
やはり、面倒だ。できることなら日本語読みたい…。
本音です()

でも、何本かレビューをしていくうちに、実証系の論文の読み方が分かってきたんです。
実証系論文はおおよそ
abstract(要約)→はじめに、概要説明→先行研究→先行研究を踏まえたうえでの課題→仮説→リサーチデザイン→検証→結果→conclusion(まとめ)、そしてimplication(示唆)
という流れであると気付いたんです。
このうち、 「abstract(要約)」や「はじめに」、「概要説明」、「先行研究を踏まえたうえでの課題」、「仮説」、「リサーチデザイン」、 「conclusion(まとめ)implication(示唆)」をしっかり抑えればサーベイとしては十分であると思い、論文の節によってメリハリをつけて読めるようになれました。
最初に比べたらスピードも格段に上がり、強いては理解度も増している気がします。

そして、読み進めていく内に、先行研究の中で何度も引用されてるような言葉や主張があることに気付きました。

実際に、
「拮抗した試合が収益をもたらす」って前提をベースに、
「リーグによる収益の均等分配が戦力の均衡をもたらす」
「チームがフランチャイズを置く都市の大きさで戦力の均衡度が変わる」
などがあります。

これが次の一歩に繋がるといいんですけどね。

それでは!

宇都野啓介

2010年10月7日木曜日

グループワーク

大きなテーマは決まっているものの、どのような方向で卒業論文を作成、深ぼっていこうか悩んでいます。こんにちは筒井です。
手始めに、NFLを含めたスポーツマネジメントの先行研究ではどのようなことが言われているのかを三人で共有する必要があると考えました。
そこで、最初のタスクとして、まずは先行文献のレビューを各自分担して行ってくること、また、そのレジュメを作成してくることを設定しました。

なんだ、やることは単純じゃん!って思うかもしれませんけど、集めた論文だけで150本近く、しかもほとんどが海外の実証系の英語論文(泣)
どうやってこの論文を集めたかって?
EBSCO」という学術論文を検索できるサイトを使いました。
ここにキーワード(僕たちなら『NFL』など)を打ち込むと、関係する論文がたくさん出てくるのです。
その論文のアブストラクト(要約)が表示されているため、それを読んだ上でこの論文は使えると思う論文をダウンロードして集めて行くんです。
でも、この集める際の勘どころ?が難しいんですよね・・・。
それでも何とかこの論文は読んでおくべきだなという論文を150本近く集めました。

集めて行く際に思ったことが、日本ではあまりビジネスとしてスポーツを捉える研究は進んでいないのかなってことです。
上にも書きましたが、ほとんどが英語論文ですから。

でもよく考えたら、
正直、英語文献なんてほとんど読んだこと無かったし、時間がかかりそうで面倒ですよ・・・(泣)

余談ですが、先日内定式がありました。
あと数ヵ月後には社会人だと考えると、大学最後のアウトプットとしていい卒論を書きあげたいです。
頑張ります!

筒井雅博

2010年9月27日月曜日

NFLって?

夏休みも終わってしまいましたね。
この休みに卒論の傍ら、念願の自動車免許を取ってきました壺谷です!

今回、僕たちが研究しているNFLの面白さを書きたいと思います!
NFLってなんぞや?って思っている人多いですよね?
わかります、その気持ち。僕もこの研究始める前まではよくわかりませんでした。
でも今はNFL芸人です!笑 まずその面白さを話す前に1つ質問をさせてください。

みなさんにとってスポーツの「面白い試合」ってどんな試合ですか?

贔屓のチームが勝った試合(愛知県出身の僕は中日ドラゴンズが勝った試合が1番面白いです)、または好きな選手が出ている試合(立浪選手の引退試合は本当に泣かせられました)、と個人個人でいろいろあると思います。
でも、誰もが面白いって思うのは「拮抗した試合」じゃないですかね?
最後の最後までどっちが勝つかわからない、ハラハラする試合。
ついこの前のワールドカップの日本対パラグアイ、PK戦にまでもつれこんだあの試合に最後まで熱中した人は多かったと思います。

そう、この最後まで結果のわからない拮抗した試合。
NFLはこの試合を意図的に作りだすことで観客を惹きつけているんです。
え?どうやって作りだすかって?

彼らは全てのチームの戦力を均衡にすることでその試合を作っているんです。
その前にスポーツにおける前提をご紹介しておきます。
それは「財務力が戦力に比例する」ってことです。
お金を持っているチームほどいい選手をたくさん獲得できるから強くなれるってわけです。
わかりますよね。

その上で戦力の均衡を可能にする制度がNFLにはいくつかあるので紹介します。
    Revenue Sharing
これは各チームが上げた収益をリーグ機構が全て吸い上げて、各チームに均等に配分をする制度なんです。これによって各チームの財務力は均等になります。
つまりこれは「収入」を一定にする制度なんです。
    Salary Cap
これは各チームの選手獲得を含めたチーム強化に費やせる資金を一定にする制度です。Salary Capには上限もありますが、下限も設定されているので、各チームの「支出」を一定にできるんです。

この2つの制度が各チームの戦力均衡を実現するために大きく働いているのですが、それ以外にも前年度最下位のチームから指名ができるウェーバー制ドラフトなんて制度もあったりするんです。NFLがいかに結果のわからない拮抗した試合をつくるために戦力均衡を目指しているかがわかりますよね。
これが功を奏して、NFLは世界のスポーツリーグで放映権料を含めた総収入でNo.1なんです!今では「世界で最も成功したスポーツリーグ」なんて言われています。

世界のプロスポーツリーグ収入ランキング
順位
リーグ名
競技
収入(百万ドル)
1
NFL
米国
アメリカンフットボール
6,500
2
MLB
米国
野球
6,075
3
F1
全世界
モータースポーツ
3,900
4
Premier League
英国
サッカー
3,548
5
NBA
米国
バスケットボール
3,384
6
Bundes Liga
ドイツ
サッカー
2,152
7
Liga Espanola
スペイン
サッカー
2,069
8
Serie A
イタリア
サッカー
1,815
9
NPB
日本
野球
1,121
10
J League
日本
サッカー
688













注:NFL MBA05-06年、MLB F1 NPB2007年、Jリーグは2006年、その他は全て06-07
出典:週刊ダイヤモンド2008/08/02 p50をもとに作成

制度をつくることでスポーツを通じて収益をあげているってすごいですよね!
何より資本主義の国アメリカで、こんなガチガチの社会主義みたいなリーグが成功しているっていうことも面白いですよね。

と、延々とNFLのすごさを語っちゃいそうなので今日はこの辺で止めておきます()
あ、もちろん卒論のほうは順調ですよ!

では、また!

壺谷篤

2010年9月20日月曜日

チーム誕生

こんにちは!
井上ゼミ4年の宇都野です。夏休みも終わるこの時期、皆さんは何をしていますか?

4年生はそろそろ卒業論文に本格的に取り組む時期ではないでしょうか?
もちろん僕たちも現在進行形で取り組んでいます!
筒井と壺谷、そして僕、宇都野のむさくるしい男3人で、米国のアメリカンフットボールのNFLを代表とするスポーツビジネスについての卒論に取り組んでいます。
こう書くと、テーマも決まって順調にやってるんじゃないかって思うかもしれませんけど、ここまで来るまで本当に色々あったんですよ・・・。ほんとに。

そこで最初のブログとして、どんな経緯でチームを結成し、どのようにテーマ策定に至ったかを書きたいと思います。
実は僕と僕以外の2人は当初、全く異なったテーマで行動していたんです。
僕は実家が温泉街にあることから、「日本の温泉」を題材に活動をしていましたが、一方で現在のテーマの「NFL」にも興味を抱いていました。僕自身がこれまで15年以上サッカーをやっていたことからも、スポーツには何か惹かれるものがあったんですよね・・。

一方で、筒井と壺谷のテーマは「ソーシャルイノベーション」でした。事業を通じて社会の諸問題を解決するという近年話題になっている分野を研究していました。その彼らの悩みは、理論がまだ確立されていないその分野では定性的なケース分析に終始してしまい、学術界に対する理論的な貢献が難しいのではないかということだったらしいんです。

そして、僕たちは以前にもゼミの調査の際に組んだチームでいいアウトプットを出したことがあって(自分で言うのもなんですが、笑)、互いのことをよく理解し合っていました。
そこで、互いに焦点が絞れなかった当初の研究から、スポーツへとテーマを変更し、一緒にやろうということになったんです。

このような紆余曲折を経てチームはできたのですが、実際にテーマとしてのスポーツを選択した理由は以下の3つです。
1.    先輩がNFLを題材とした卒論を未完で終わらせたため、自分たちがその流れを引き継き、完成させたかったこと。
2.    先行研究も豊富で、学術界への貢献度が高いので所属する商学部の論文コンテストに応募しやすいこと。(僕たち井上ゼミの卒業論文は毎年このコンテストで賞を頂いております。)
3.    3人ともスポーツ経験者なので、単純にスポーツをビジネスと捉えるのが面白そうだったこと()

自分たちのワクワク感を研究で表現できることって、1番のモチベーションになるんじゃないかって思います。
何よりこの3人なら何でもできるんじゃないかってドキドキしていることも事実です!
今回、初ブログとしてチームができるまでと研究テーマの選択を書かせてもらいました。次のブログでは僕たちが対象にしているNFLって何が面白いの?ってことを書きたいなって思います。

段々と秋に向かって冷えていく時期ですが、皆さんも身体には気を付けてください!
それでは!

宇都野啓介