2011年1月21日金曜日

卒論最終稿

筒井です。とうとうこの日を迎えました。
2稿提出から1週間、走り続けてきました。
文章を組み立ててはゼミのメーリングリストにファイルを投稿し、皆からの意見を仰ぎました。特に考察の章に力を入れて改善しました。そして、ありがたいことに皆さんからのフィードバックがくるわくるわで、その取捨選択の見極めったらもう大変(笑)
多くの意見を反映させたより屈強な文章が皆さんのおかげで出来上がりました。
そして、最終稿提出日前日。
「大学院生の先輩に最終チェックをして頂こう。」
と大学院生の永山さんのもとへ行きました。

ときは既に夜9時近く。正直、これで印鑑をもらってフィニッシュだと安心していました。
しかし、世の中そんなに甘くありません。おもむろに私たちの論文を手に取り、じっくりと読み始める永山さん。
「え、まさかこんな時間から訂正か・・・」
不安は見事に的中。文章の隅々まで指摘をされました。泣きそうになりながら訂正を始めました。
さらに、続けて、
「この相関表の部分、もっと玄人っぽくできるよ」
と、海外文献を例に示してくれ、それにならって相関表を拡張・改善することに。追加で必要なデータを出すためにエクセルとの格闘が夜中に始まりました。
これが普段のグループワークだったら発狂しかけていたかもしれませんが、“これでもう最後!”と思うと、少し寂しい気持ちも交じって踏ん張ることができました。
PCと向き合うこと数時間。ついに、指摘箇所の訂正ver.が完成!時計を見ると既に夜中2時半でした。
「やっぱ研究者ってギリギリまでつめるんだよな」
と今更ながら、自分たちの甘さを少し恥じつつ帰宅の途につきました。
しかしながら、実際に相関表を見なおすと格好良くなっており、深夜に少しテンションが上がりました。
永さん、あのときは深夜にお付き合い頂いてありがとうございます。

そして、このように深夜作業をした後に忘れちゃいけないのが、“翌朝のチェック”です。
深夜にかけて、あるいは長時間作業をしたときは、実は正確な思考ができていないことが多いのです。

と先輩から教わりました(笑)
なので、そういうときは、翌朝さっぱりした脳でチェックすることが大切なのです。
僕たちも翌朝、つまり最終稿提出日の朝集まり、文章のチェックをしました。すると、やはり所々文章の欠陥が見つかり、漏れなく訂正してやりました。その後2,3 回全体の文章を読み直して、3人「これでOK」となったので、ついに念願の提出ボタン。

卒論との格闘が終わり、嬉しさのあまり3人で昼間からお酒を飲みに行きました。

卒論活動を振り返ってみると、この論文は決して私たち3人で書けたものではないと思います。
先生を初め、院生の方やゼミの皆、さらには他ゼミの人からのアドバイス、OBの先輩のベースとなる研究など多くの周囲の人あっての論文なのだと感じます。

ただ、そのように周囲の人の力を借りることができたのも、自分たちが不器用ながらもガムシャラに卒論に取り組んできたという姿勢があったからではないのだろうかと思います。

大学最終学年だからこそ、他にやりたいことを我慢しなければいけない辛さもありました。
全く進まず、先の見えない苦しさもありました。
懸命に作った発表がボコボコにされる悔しさもありました。

ここまで来るまで多くの感情があったことは確かです。
それでもこれだけは言うことができます。
それは「楽しかった」ということです。
自分たちのやっていることが楽しい。それが前に進むための1番の原動力であったのだと思います。
そして、僕たちが書きあげた論文はその楽しさの集大成です。
読み手の人々にもその楽しさが伝わってくれればなと思います。

最後になりますが、
半年間、僕たちのブログを読んで頂いて有難うございました!
筒井雅博

2011年1月13日木曜日

卒論第2稿

1稿提出から4日間、突っ走っております、壺谷です。
最後のパートを改善すべく、ひたすら新しい案を出しては整理し、深ぼっていましたが、何か行き詰る・・・

そこで、深ぼっていくだけじゃなく、一度立ち止まって考えてみることにしました。
ゼミ生からもらったフィードバックを整理してみました。
すると、
「最後の考察の章だけ浮いてる気がする」
こんな言葉が総じて見られました。
そういえば先生にも
「考察の章の入口と出口の整理をしてください」
というフィードバックをもらっていました。

そこで気付いたんです!考察の章を“点”として深ぼるのでなく、前後とのつながりを意識した“線”として深ぼっていけばいいのではないか、と。
基本といえば基本的なことなのかもしれませんが、難しいことを考えているとそこにだけ視線が集まってしまい、さらにドツボにはまってしまうのかもしれません。

その後、考察の章で言いたいことを一言で表しました。
「価値創造の仕組みとそれが成り立つ背景」
これを軸に考察の章を組み立てていくと以前よりスムーズに進みました。
NFLPremier Leagueがそれぞれどのようにして価値を生み出しているか、またそれがどうして可能になるのかを同じ項目で比較しながら文章を書きあげていきました。注意すべき点は“読み手に分かりやすく”です。

考察の章の前後のつながり、その章の意味を意識して完成させた卒業論文第二稿を提出!
もらったフィードバックは・・・
「考察の章のつながりはずっと良くなった。けどもっと良くなる。」
とのことでした。
残り1週間なので、あとは「結論から先に出すか、あるいは問いに対して答えていくか」など文章のテクニカルな部分での改善を求められました。
正直、論文の内容としては一定のレベルまできていると自負してるし、周囲からも評価してもらっているので、後は悔いのないように、最終稿提出まで走り続けるだけだと思っています。
残り1週間悔いのないよう詰め続けます。

壺谷篤

2011年1月10日月曜日

卒論第1稿

あけましておめでとうございます。
宇都野です。
年末年始はそれぞれが実家に帰り、ゆっくりするという英断のおかげで僕自身も実家のある栃木でぬくぬくとしていました。
でもその一方で自分の担当分の執筆も忘れてはいませんでしたよ!()
僕の担当分は最初から研究目的の部分までだったんですけど、
論文の入りということでどれだけ読み手を引きつけられるかということに注意しました。
そのために、箱根駅伝やサッカーのワールドカップ、プロ野球など身近な例を引き合いにしました。
そして、箱根駅伝、早稲田大学優勝おめでとう!!

実際に、すんなり文章化できたのはアウトラインをしっかりと組み立てたからだと思います。
文章に書き起こしながら論文を作っていくのではなく、アウトラインという骨組みを構築した上で、文章化していく。これでぶれることなく書くことができました。

2011年最初のグループワーク、個々が自分の担当分を持ち寄り、文章化した卒論をドッキングしました。そして、ドッキング部分のつながり方、全体の表現や語調を調整してなんとか第1稿を完成させました。
ドッキングに際して、お互いのパートにしっかりフィードバックができたんです。これはアウトラインをしっかり組み立て、各自がそれを理解していたからだと思います。

アウトライン・・・本当に重要です!

文章化するにあたっては壺谷の担当分の考察パートがやはり難しかったようで、このパートに関しては年始から皆で頭を悩ましながら文章化することで完成させました。

提出後、先生から一定の評価をいただいた。しかし、やはり最後の考察パートはもっと改善すべきだとのフィードバックも頂きました。
それ以外の点はほとんどOKを頂けたので、あとはいかにその部分を描いていくかが今週の課題です。

宇都野啓介